武道学館について

<目次>
・武道学館について
・武道学館の特色
・ごあいさつ

・現代社会における武道の意義
・武道学館の稽古体系
・昇級・昇段基準

武道学館は「本当の強さは、やさしさです」を指導理念としています。

いつでも、誰にでも、やさしくあれること、それが私たちの目指す姿です。

では、そのために何が必要なのでしょうか。
人生は平たんではありません。
逆境に陥っても、めげずに健やかに過ごせる精神的な強さ、
そして、その裏付けとなる健康的な身体、
加えて、いざという時に自分の身は自分で守れるという自信があれば尚良いでしょう。

武道としての空手は、護身が目的であり、また、手足をバランスよく動かし、
呼吸法も含むので、内臓も活性化することができます。
さらに、全身に気を配り動作に集中することで、精神も整います。

現代社会で役立つ本当の強さ、やさしさを身に着けてもらいたい。
そんな思いで1999年5月にスタートした武道学館は、おかげさまで20有余年。
都会で働くビジネパーソンやシニア層を中心に、男性も女性も、
様々な職業やバックグラウンドを持つ100名以上の道場生が通い、切磋琢磨しています。

現代人が健やかに生きるための手段として、大きな意味がある空手。
一人でも多くの方に興味を持っていただき、空手を生活の一部に取り入れてもらいたいと思っています。

武道学館創設者 松尾 悟

武道学館の特色

新宿駅から徒歩1分!
日本一利便の良いアクセス。
抜群の通いやすさ

シニア・女性でも続けられる!
最短3年で黒帯を目指す

練習プログラム

初心者も安心!マンツーマンレッスンあり!丁寧な個人指導があるから、不安はありません。

大江戸線新宿西口駅からは徒歩15秒、JR新宿駅徒歩4分、西武新宿駅から徒歩3分という便利さは、日本一だと自負しています。会社帰りに通いやすい社会人に優しいロケーションです。

武道学館の空手は「誰でも生涯続けられる稽古」を前提にしたものです。体力がない方・運動が苦手な方でも、続けていけるように、創意工夫された稽古内容・審査体系は他所にはないものです。「体力がなく年齢を重ねた私でも出来るんでしょうか?」という方もご安心ください。武道学館でなら可能です。

空手初心者の方は合同稽古に参加するのに
不安を覚えます。「自分にできるのだろうか?」と。ご安心ください!新規入会者は、カウンセリング~個人指導(数回程度)がワンセットになっており、誰でも無理なく稽古に参加できる仕組みになっております。

ごあいさつ

こんにちは。武道学館HPを見ていただきありがとうございます。
武道学館は、新宿の地に道場を構えて20有余年、大人が通って楽しく、人生の一つの糧となる武道を学べる場を目指して参りました。
お陰様で多くの方にご支持をいただき、稽古はいつも会員の方々の笑顔と熱気で溢れています。
武道学館には、余計な上下関係や体育会的な雰囲気はありません。男女問わず、年齢問わず、様々な会員がいらっしゃいます。
始める動機は何でもOK、初心者大歓迎です。じっくり時間をかけて取り組んでいけば、誰でも必ず武道の奥深さ、自分の内にある可能性が見えてくるはずです。
まずは気軽に見学にお越しください。道場でお待ちしています。

武道学館 館長 松尾和弘

松尾和弘(武道学館二代目館長)プロフィール

幼少期より初代館長の父親から空手の指導を受ける。
大学卒業後は外資系コンサルティング会社に就職し、仕事と並行して武道学館の指導員を務めるほか、他武道・他流派の道場を巡り自身の研鑽を続けてきた。2020年、先代館長の死去を受け、武道学館を継承。

保有する主な段位・免状
空手道、合気道、中国拳法(太気拳)、茶道
ヨガ(全米ヨガ協会認定インストラクター)、

現代社会における武道の意義

私たちの実戦場所とは、ズバリ仕事であり、家庭であり、社会生活そのものだといえるのではないでしょうか。試合向けの空手とは一線を画し、社会で生き抜いていくために、心や身体を作り上げる。これは単なる理念ではなく、心理学的な研究結果も踏まえて、「社会で活きる空手」であるべきだと、武道学館では考えています。

武道学館の会員の中心は、社会人です。皆さん、仕事や家事でお忙しい日々を過ごされていると思います。そんな中、道場に通って稽古を行う意義は何でしょうか。

私は、武道を単なる趣味の一環とは考えていません。武道を通して得たものが、仕事や日常生活にも十分に役立っています。武道の意義は多岐に渡りますが、あえて整理すると、大きく以下の3点です。

1. 護身のための武道

武道はもともと、武士が身を守るすべとしての武術から始まり、江戸から明治期に武士道の精神性が付加されたものです。

本来の護身術としての武道が想定している場面は、相手が先に襲ってきた、相手の方が大きい等、基本的に自分が不利な状況です(その意味で、お互い対等な状況から始まる競技とは本質的に異なります)。そんな状況でも身を守れるよう、腕っぷしに頼らない体づくりや高度な身遣いが発達し(必然的に、年齢・性別・体格を問わず出来ることが要求されます)、さらに3の精神的な領域にも到達してきました。

現代日本は、依然としてとても平和なので、いつ使うともしれない時のためだけに稽古をずっと続けるのは・・と言う声もお聞きします。現実問題としても、いざという場面に使える程まで技量を高めるのは容易ではありません。この一点だけでは、武道を習う理由足りえないでしょう。

ですが、いざという護身の場面を想定することで見えてくる身体や心の在り方は、ヨガやその他のエクササイズではなかなか得られない、別種の深さがあり、続く2や3の意義をもたらしてくれます。その意味で、武道の本義としての護身術は、やはり外せないものだと思います。

2. 健康のための武道

武道で求められる体のあり方、使い方は、本来、徹底的に合理的なものです。そうでなければ生涯続けることも出来ませんし、本当の意味で使えるものにもなりません。ともすれば、体育会的な精神論が先行し、身体に負担を与えてでも続けるのに意義があるような表現が散見されますが、それは武道の本質的な在り方と合致していると言えるのでしょうか。

私の師匠はよく「稽古後に身体が整うようでないといけない」と言っていました。
武道は相手との接触を含むこともあり、修練の過程としてケガを完全に避けるのは難しい部分はあります。しかし、例えば足腰を落として動くからといって、膝や腰に負担が来るのが当然なのではなりません。そのような身体の一部への負担を生じさせない動きを追求することで、合理的な身体遣いができるようになり、技も効き、長く稽古を続けられるようになるはずなのです。

特に空手は、手足を中心に全身を伸び伸びと使い、呼吸法を用い、自然と力強い足腰も作られるなど、身体の内と外をまんべんなく鍛えることができます。他の武道と比べても健康効果は高いと言えるのではないでしょうか。

父は空手の健康面への効果を高く評価していました。道場に来た当初は、背が丸まり元気の無かった方が、稽古に来るたびに背筋が整い、明るく元気になっていく様子を見て、我がことのように喜んでおりました。武道の健康法としての側面は、今後も大事にしていきたいと思っています。

3. 精神修養のための武道 … 「己事究明」の道としての武道

「己事究明」とは、禅の言葉です。「自分というものを見極める、徹底的に明らかにする」といった意味で、それ自体が禅の目的といって差し支えないものです。武道は、その成立過程から見ても禅との関連が深く、座って動かない座禅と対比させて、武道のことを「動禅」と表現することもあります。

マインドフルネスという言葉はご存知でしょうか。元々は禅などの仏教の瞑想法から宗教色を排除した瞑想法・思考法です。Googleなどアメリカの先進企業で取り上げられたのち、10年ほど前から日本でも広まってきています。マインドフルネスでは、「今、ここ」の現実に集中しきることを、瞑想などを通して訓練しますが、空手の型を徹底的に修練しているときの心身の在り方が、瞑想中と似ているとの研究もあります。

型稽古(基本や移動を含む)は、瞑想に近い効果を持つことができるはずです。
その際のポイントは、徹底的に動きに集中しきること、同時に、緊張せずリラックスしていること、つまり、集中とリラックスが併存している状態であることです。

※マインドフルネス瞑想や禅では、「効果を期待しない」ということも求められます。型を行う時、「こういう場面でこう使う」等を考えることも大事ですが、稽古に瞑想的な意味を持たせるのであれば、技の意味を追求するよりも、動きに集中しきる方が大事ということが分かります。また、体験的にも、その方が結果として汎用的に動ける身体を作ることができると感じます。

組手や護身術など相手がいる稽古(相対稽古)では、また別の効果があります。

組手をしていると、自分が技を出そうとした瞬間に、相手に読まれた感じがした経験は無いでしょうか。単に予備動作が大きいから、ではなく、「技を効かせてやろう」という気持ちが、身体の一瞬の緊張などに現れ、相手の反応を呼んでいるということです。

組手だとそのやり取りが一瞬で行われるので分かりにくいのですが、護身術だとそれがより顕著に生じます。
相手に手を掴まれた瞬間の不快感や逃げたくなる気持ち、または相手に技を効かせようとする気持ちが、筋肉の緊張などの形で相手に伝わり、相手の緊張を呼び、技が効かなくなるのです。むしろ、相手に掴まれていることも忘れて脱力し、ただ動作に集中した方が力の通りもよく、技が効くのですが、そう簡単には行きません。相手に対して生じる身体の反応は無意識レベルに根差しているので、気付けたとしても簡単にはコントロールできません。
ただ、護身術の稽古の良いところは、ゆっくりやることで自分と相手の反応が分かりやすいこと、相手に技が効くか否かで検証できることです。

同じような状況が、日常的な対人コミュニケーション、物事への向き合い方にも多かれ少なかれ表れているのではないでしょうか。それらに気付いていくことで、日常生活への大事なフィードバックが得られるはずです。

そして、この相手を通して検証できる、という点が武道の特徴の一つです。瞑想だけではなかなかできません。また、この意味において、稽古相手は誰しも自分に貴重な示唆を与えてくれる存在のはずです。上手下手は関係ありません。

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武道を学ぶ意義は、1の護身術のようないざという時の備えだけではありません。2の健康法や、特に3の「己事究明」のように日常生活とも密接に繋がるものです。武道を特別な場面のためとせず、日常生活の一部としていくことが大事だと思います。

武道学館の稽古体系

武道学館の稽古体系は「老若男女が生涯続けられる」ことを大前提としています。
初段になってからが本当の稽古です。まずは黒帯になり生涯続けられる基礎を作っていただきたい。
そんな思いから「最短3年で黒帯」の仕組みを作りました。安心安全に配慮した稽古内容は、皆さんに納得いただけるものですし、実社会で活かせる空手であることが大事だと考えています。
稽古全体を3つの階層に分け、それぞれの役割を明確にし、会員一人一人が目指す目的に合わせて稽古できる仕組みを作っています。
入会した時点で、担当者がカウンセリングを行い、会員をフォローしていくのも大きな特徴の一つとなっています。

※組手は、怪我が無いよう安全安心に配慮し、防具を付けてポイントを競うライトコンタクト形式で行っています。
通常稽古および審査時どちらも“自由組手は道場生の任意”で行うもので、必須ではありません。

動きづくり / 体づくり … 基本・移動・型

稽古の中心に位置づけられるのが、基本・移動・型です。
これらを通して、腰肚を中心として突き蹴りを繰り出す空手の動きを身につけ、必要な体づくりも行います。意義2の健康面のみを追求するならば、これだけでも十分です。

実践 … 護身術・約束組手

武道の実践、つまり、護身に直接結びつく稽古が、護身術と約束組手です。
ここでは便宜的に、
護身術: 腕や胸などを掴まれた状況(接触状況)での対処を学ぶもの
約束組手: 突き蹴りで襲いかかられた状況(非接触状況)での対処を学ぶもの
と定義しています。

基本・移動・型等は、全て護身術と約束組手の土台となるものです。
これらの積み上げ無くして、護身術と約束組手は成立しません。

動きづくりから実践へのつなぎ … 自由組手・ミット

護身術と約束組手は、相手との状況を予め決めて行う、型稽古の一種です。
これが重要なのは勿論ですが、型稽古だけしかしていないと、少し自由度の高い状況に遭遇した途端、動けなくなることが往々にしてあります。型稽古だけの武道では、その克服は個々人の工夫・意識づけに委ねられているのですが、その解決の手段として有効なのが、自由組手です。

自由組手は、一定のルール下ではありながら、相手に何をされるか分からない緊張状態が作られます。その中で、固くならず自由に動けるか、技が相手に通じるか、検証できるのです。
(自由組手の本義は、自分の動きの検証であり、相手との勝ち負けを競うことではありません)

自由組手は安全性が高く、なるべく多くの方にとって取り組みやすい手法を採用しています。

自由組手は検証手段ですので、基本・移動・型で体と動きを徹底的に練り込み、護身術と約束組手で相手に通じるかを自分自身で追求できれば、必要ないかもしれません。実際、型稽古のみの武道にも、かなり多様な場面に対応できる人はいます。
今後の審査課題にも自由組手は入っています。なるべく多くの方に経験していただきたいですが、上記の考えから、個々の事情によって必ずしも受けていただかなくても結構です。

ミットは、組手の補足手段です。組手中に、全力で相手に攻撃を入れることはできません。どうすれば自分の攻撃が相手に響くのかを検証する手段として、ミットを位置付けています。

体づくり … 柔軟・補強・練体法

体づくりは、基本・移動・型を通しても出来るものですが、より効果的に行うためのものとして、柔軟、補強、練体法を位置付けています。

練体法は、空手にとどまらず、どの武道にも共通する“練れた”身体の養成に効果的な手法をまとめたものです。

稽古体系は以上です。
基本・移動・型は地味ではありますが、これらを稽古の中心として体づくり、動きづくりを行い、その上に実践としての組手等を位置づけています。

昇級・昇段基準

シニア・女性も最短3年で黒帯を目指せる。黒帯以降もじっくりと上達できるシステムになっています。
昇級・昇段は他者との比較ではなく、自分が稽古をしてきた証・道程として存在するものと私たちは考えています。ややもすると曖昧になりやすい昇級・昇段の基準ですが、武道学館は、「いつ、どうなると、次のステップにすすめるのか?」を明確にしています。

まずは見学から!

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